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「そういえば、お前の名前はなんだ?」
「名前?そんなのどうでもいいだろ!聞いてどうすんだよ!?」
少年は、前を歩く黒猫を睨みながら答えた。
「便宜上の問題だ。お前、お前と呼ぶのも不便じゃろ。」
「別に不便じゃないだろ!ったく、めんどくせぇ猫だな!」
「まぁ、よい。ならば我が名を付けよう・・・」
黒猫は、立ち止まりニヤリと少年を見た。
「・・・アモン。今からお前はアモンだ。」
黒猫の目が怪しく輝いた。
「わかりました。」
少年は虚ろな瞳になり、答えた。